『男のための自分探し』
『男のための自分探し』 伊藤健太郎 (1万年堂出版)
明らかに、私は性別違うけど、中身を立ち読みしたら全然性別とか関係なく、結構おもしろかったので購入。自己啓発本かと思いきや違ったよ。
最初の方は、男性に対して恋愛を説くんだけど、それが進化学の視点からのもので、苦手な人が多いんじゃないかと思われるような内容の連続。
私は、進化心理学で勉強している内容だから別段拒否するほどの話ではないと思ったけれど、やっぱり知らない人が読んだらショックな内容かもしれない。
ので、ちょっと書いてみる。
Q.どうして男性は浮気をするのか。
A.子孫を残すため。
これだけなら受け入れられるんじゃないかな。ダメ?
まぁ、なぜ子孫を残すのか、浮気が子孫を残すのになんで必要なのか、男性の浮気の正当化じゃないのか、理性がある人間には考えたくない本能の部分が詳しく説明されてます。
作者の勝手な発想だ、という批判もあるようだけど、学術的に間違ってはないんだよね。
で、こんな話で終わるのかと思ったら、さすがは哲学者の作者。
人間の本能の部分を理解したうえで、理性は何をするべきなのか。
哲学で解説してくれます。
主に、有名な哲学者の言葉の引用が多い。
でも、そういうのって抽象的でわかりづらい。
そういうところには、作者はわかりやすい例を挙げてくれるので助かる。
哲学の導入本としても、面白い本だった。
参考文献に挙げられている本は、どれも読みたいと思わせる、そんな良本だと思う。
| 固定リンク
「読書録。」カテゴリの記事
- 『人間の覚悟』(2009.02.10)
- 『雪蟷螂』(2009.02.09)
- 『メガネ恋。』(2009.02.08)
- 『蟹工船・党生活者』(2009.02.08)
- 『春のオルガン』(2009.02.08)


コメント
はじめまして!
ミカサ様
jibun354と申します。
私も『男のための自分探し』読みました!
途中から哲学的な内容になって、自分には少し難しいように感じましたが、大事な事が書かれていると思います。
他の人はどんな読み方をしているのか、興味があるので、『男の~』書評をまとめたブログを作ってみました。
http://d.hatena.ne.jp/jibun354/20090213/1234490909
にて紹介させていただいたので、どうぞ、来ていただければと思います。
投稿: jibun354 | 2009年2月13日 (金) 11時11分